今や800万人とも言われる骨粗しょう症ですが、なぜ女性に多い
のかというと、女性はホルモンのバランスが大きく変化する閉経後、
骨の量が急激に減るためだと言われています。
しかも平均寿命が男性より７歳も長いとなれば、骨粗しょう症に
なる割合は高くて当然のこと。
ひょえぇぇ～っ！婦人科系の疾患はもちろんのこと、シワ・シミ
以外にも気をつけなきゃならない病気があるなんて、女子は本当に
大変な生き物です。
で、この骨粗しょう症。
治療薬としてビスフォスフォネート剤というものがあるのね。
実はこれ、放射線被ばくによる白血病を予防するという研究結果が
発表されたんです。
マウス実験によって、同剤に含まれる２つの化合物が放射線被ばく
による白血病の進行を遅らせたり、予防することができたんだって。
マウスに放射線を照射して、発症の具合をみるのだけど、薬を投与
されなかったグループ全てが白血病を発症したのに対し、薬を投与
されたグループの約半数は白血病を発症しなかった。
また、薬を投与されて白血病を発症したマウスについても、発症を
遅らせることができたという。 
研究を率いた米軍放射線生物学研究所（ＡＦＲＲＩ）のアレクサンドラ・
ミラー氏によると、
｢軍関係者や宇宙飛行士らを放射線被ばくから守る方法を研究して
きたが、今回の研究結果は放射線治療を受けるがん患者の白血病
対策にもなる可能性がある｣としている。
すごいじゃな～いっ！ 
人間に適応するにはまだまだ実験や研究が必要なので、実現するには
もう少し時間がかかるけど、がん患者の治療による身体的負担を軽減
できるように頑張ってもらいたいものです。 